映画「母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。」公式サイト » イントロダクション

心優しいがゆえに頼りないところがある息子・サトシと明るくてパワフルな母親・明子。平凡でユーモラスな宮川一家の日常は、母が突然ガンを宣告されたことによって変化していく。サトシは恋人の真里に励まされながら母のために奔走し、家族は戸惑いながらも支えていく。
そして…母と別れて1年後、やっと家族それぞれが新たな人生へのスタートをきった頃、サトシの元に突然、母からプレゼントが届く。それは、想像をはるかに超えた特別な贈り物だった――。
母から息子へ、息子から母へ、すべての思い出がカタチとなり、愛に彩られた感動作が誕生した。

監督・脚本を務めたのは、大森立嗣。第35回モスクワ国際映画祭審査員特別賞、第56回ブルーリボン賞監督賞を受賞した『さよなら渓谷』(13)をはじめ数多くの秀作を生み出し、樹木希林出演でも大きな話題となり大ヒット中の『日日是好日』(18)も手掛けるなど国内外で高い評価を得ている大森監督が初めて挑む“家族の実話”。人間の心の闇を描くことに定評のある監督が本作では、人を温かく包み込む慈愛に満ちた作品を作り上げた。

主演を務めるのは、演劇ユニット「TEAM NACS」での活動をはじめ、映画『銀魂』(17)『家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。』(18)『愛しのアイリーン』(18)、ドラマ「下町ロケット」シリーズ、「正義のセ」(18)など数々の話題作に出演し、硬派な役から個性的な役まで幅広く演じる安田顕。母親の驚くべき愛の深さに気づいていく主人公のサトシを、コミカルかつ心情豊かに熱演。
息子思いでパワフルなサトシの母・明子を、『楢山節考』(83)『うなぎ』(97)などの今村昌平、黒澤明ら名監督が手掛けた作品に数多く出演している倍賞美津子が情感たっぷりに演じる。
さらに、サトシの恋人・真里役には松下奈緒。NHK連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」(10)、「まんぷく」(18)等の松下が、サトシに寄り添い、時には叱咤する恋人役を温かい眼差しで演じる。
また、振り切れた演技でサトシの兄・祐一をエネルギッシュに演じるのは数多くの映画、ドラマで活躍する村上淳。そして、妻を失い生きる気力を失いながらも新しい人生に踏み出すサトシの父・利明役を日本が誇る名優、石橋蓮司が演じるなど、母との残された時間を共有し、笑い、悩み、泣く“宮川一家”として日本映画界を代表する実力派俳優が集結した。

2013年にWEBサイト「くらげバンチ」にて連載がスタートしたエッセイ漫画「母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。」(新潮社刊)。作者の宮川サトシが実際に体験した母との最期の日々から葬儀、そしてその後の生活の日々を母親への溢れる愛情をふんだんに散りばめて描き、AmazonレビューやSNSで話題沸騰!バンド「SEKAI NO OWARI」のボーカルFukaseさんが絶賛したツイートも話題となり、500万PVを記録した。

「恋しくて」「島人ぬ宝」「涙そうそう」など世代を超えて歌い継がれる名曲の数々を世に送り出し、多くのファンを魅了し続けているBEGINが本作のために書き下した新曲。本作の音楽を担当した大友良英プロデュースのもと、本作ならではの夢のようなコラボレーションが実現した。
老若男女に愛される彼らの楽曲が家族の思い出と始まりの物語を美しく奏でる。